【不妊治療】不妊に効くサプリメント

不妊治療中、どんなサプリメントが効果があるか、病院の先生に質問して教えてもらったサプリメントをご紹介します。

病院で薦められたサプリメント

イノシトール

私は大学病院で着床に2回失敗したため、卵の質の改善に効果があると言われている「イノシトール」を勧められました。

イノシトールについては、「幸町IVFクリニック」のサイトでの説明が非常に分かりやすかったです。

イノシトールとは、ブドウ糖から生合成される糖アルコールの一種です。かつては、ビタミンB群に属すると考えられてきましたが、研究が進むにつれてビタミンの定義を満たしていないことがわかり、現在ではビタミン様物質として扱われています。9つの異性体が存在し、その内の1つであるミオイノシトールをイノシトールと呼ぶのが一般的です。白色の粉末で、すっきりとした甘みがあります。

脂肪肝や高脂血症など、生活習慣病の予防に効果があると言われています。不妊治療のおいては、多囊胞性卵巣症候群(PCOS)に有効である可能性があります。

このイノシトールの不妊治療における効果を検証した論文を紹介します。
Zheng, X., et al. (2017). “Inositol supplement improves clinical pregnancy rate in infertile women undergoing ovulation induction for ICSI or IVF-ET.” Medicine (Baltimore) 96(49): e8842.

7つの研究をメタアナリシスという方法でまとめて解析した論文です。体外受精・顕微授精の治療を受けている935人の女性が対象です。イノシトールの投与により、統計的に有意な妊娠率の向上、流産率の低下が認められました。また、グレード1の良好胚率、未熟・変性卵率、排卵誘発剤の総量にも改善がみられました。

結論として、ミオイノシトールの投与により体外受精・顕微授精の臨床妊娠率を改善できると述べています。また、胚の質改善、不適切な卵子(未熟卵や変性卵)の減少、排卵誘発剤総量の減少にも有効である可能性を示唆しています。

出典元:幸町IVFクリニック

購入方法ですが、イノシトールを扱っている病院は非常に少ないと思います。その場合は、インターネットで購入することになります。

DHEA

次に大学病院で薦められたのが、卵子の質を高まる、子宮内膜の改善に効果があると言われている「DHEA」です。

こちらも、「幸町IVFクリニック」の院長先生のブログの説明が非常に分かりやすかったです。

DHEAは、​

Dehydroepiandrosterone(デヒドロエピアンドロステロン)

​の略称で、テストステロンやエストロゲンなどの前駆体です。DHEA自体は、弱い男性ホルモンの働きをします。このDHEAは、サプリで簡単に摂取できます。卵巣予備能低下女性に投与することにより、生産率の改善が期待でき、​

Cochrane Database Syst Revでは、中等度のエビデンスとされています。当院でも大活躍のサプリです。

DHEAは着床にも効く? 

通常、DHEAサプリというと卵子や受精卵に対する効果が話の中心ですが、今回は、子宮内膜への効果の話です。

​​「

マウス

​にDHEAを投与して多囊胞性卵巣症候群(PCOS)状態を誘起した結果、子宮内膜の胚受容能と脱落膜化に有害な影響が認められた。」という内容です。
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この論文を根拠に、「胚移植後は、DHEA を投与しない方がいい」という意見が

​ネットで流れているそうです。それを見て不安に感じている患者さんがいらっしゃいましたので、解説しておきます。
​結論から言いますと、この論文の内容を直ちにヒトに当てはめるのは少々無理があります。
まず、マウスへのDHEA投与量が、体重100g当たり6mgという非常に高用量だということです。ヒトに当てはめると、毎日サプリ1本分(当院のDHEAサプリは1本に90カプセル入っています)を服用している状態に相当します。次に、実験動物のマウスは、背景条件を揃えるため個体差が生じないように作られており、卵巣機能に関しては均一に良好な状態です。ヒトに当てはめると、20代の卵巣機能良好な女性のみを選んで実験を行っているようなものです。
つまり、この論文の内容をヒトに置き換えると、​ 「20代の卵巣機能良好な女性のみを集めて、DHEAサプリを毎日まるまる1本分服用してもらった結果、多囊胞性卵巣症候群を誘起することができました。そして、子宮内膜を調べた結果、有害な影響がありました。」という内容なのです。
​DHEAサプリは、卵巣予備能低下女性を対象として、通常1日2~3カプセルを投与します。よって、DHEAサプリを通常量服用した程度で、子宮内膜に有害な影響がでるレベルの多囊胞性卵巣症候群状態が誘起されるとは考えにくいと思います。
​そして、こんな論文も出ています。
生殖年齢としては比較的高い女性​(平均年齢44.7±2.3歳)より採取した子宮内膜を体外で培養しています。DHEAを添加した群と添加しなかった群を比較した結果、DHEAによって子宮内膜の脱落膜化が増強されたという内容です。結論として、DHEAサプリを胚の受容期に投与することにより、子宮内膜の機能を増強し、妊娠率を改善する可能性があると述べています。
この論文も、体外培養系の実験なので直ちにヒトの臨床に当てはめるわけにはいきません。しかし、注目すべき内容だと思います。
このようにDHEAサプリの子宮内膜に対する影響は、まだ結論が出ていません。最終的には、ランダム化比較試験の論文を待つ必要があります。現時点では、通常の用量であれば、胚移植後も服用して大丈夫だと思います。
出典元:幸町IVFクリニック

DHEAも、イノシトールと同様に私の行っていた大学病院では処方がありませんでした。
近くの扱っている病院で買いに行くか、インターネットでの購入が便利だと思います。

レスベラトロール

私は、転院先の不妊治療クリニックで、卵が取れても受精まで至らないことが続き、
そのクリニックで販売している「レスベラトロール」を勧められました。

「レスベラトロール」の含まれている赤ワインの成分が、卵巣の質を高めると説明を受けました。

詳細については、こちらも、「幸町IVFクリニック」の院長先生のブログの説明が非常に分かりやすかったです。

レスベラトロールとは、赤ワインに含まれているポリフェノールの1種で、強力な抗酸化作用があります。長寿遺伝子と言われているサーチュイン遺伝子を活性化させる可能性が報告されています。他にも、脂質・糖代謝の改善、認知症予防、抗癌作用などが期待されています。

不妊治療への応用も検討されています。5月に発表されたばかりの論文です。
Liu, M. J., et al. (2018). “Resveratrol improves in vitro maturation of oocytes in aged mice and humans.” Fertil Steril 109(5): 900-907.

38-45歳、ICSIによる治療中の女性64人から回収した未熟卵75個と48-52週齢(高齢)のマウスから得られた1,138個の未熟卵が研究の対象です。ヒト卵子は、2つのグループに分けて、レスベラトロール含有(1.0μM)の培養液と含有していない培養液でそれぞれ培養しました。マウス卵子は、4つのグループに分けて、レスベラトロール含有(0.1、1.0、10μM)の培養液と含有していない培養液でそれぞれ培養しました。

卵子核の成熟、受精、ミトコンドリアの免疫蛍光強度、紡錘体と染色体の正常形態率などについて比較検討した結果、レスベラトロールは、マウス卵子において卵子成熟と胞胚形成を誘起し、ヒト卵子において卵子成熟と質を改善することがわかりました。

この論文は体外培養系の実験ですが、レスベラトロールが卵子成熟に良い影響を与えている可能性が示されました。実際にレスベラトロールのサプリを摂取することにより、卵子の成熟や質が改善するかどうかは、さらなる研究成果を待たなくてはなりませんが、卵の成熟や質改善への有望な手がかりのひとつと言えそうです。

出典元:幸町IVFクリニック

藁をもすがる思いで買いましたが、1か月分のお値段が2万円弱。
2か月飲んだのですが、その後の結果、異常授精でしたので、私には合わず効果が無かったのでは無いかと思っています。

まとめ

以上、病院に勧められた「イノシトール」「DHEA」「レスベラトロール」のサプリについてのご紹介でした。

人によりサプリメントが合う、合わない方もいると思います。

逆に言えば、自分に合うサプリがあるかもしれないので安全なことを確認して
色々試してみるのも有りだと思います。

同じように不妊治療で色々悩んでいる方に、参考になれば幸いです。

不妊に効くサプリメント
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